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目が覚めるとそこは黒い空間だった。真っ暗だが不思議と自分はよく見える。
どこまでも続く黒く透き通った地面は硬い鉱石のように見える。
覗き込めば自分が映る。いつもの格好だ。
壁などは無く開けた空間だということが分かる。

夜に眠ったことを覚えているから、きっとここは夢なのだろう。
遠くで何かがチカッと光ったのが見えた。

 


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