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一体ここはどこなのだろう。
その疑問に答えるように誰かの声がした。
「よお」
「待ってたぜ」
静寂を破ったのはよく通る声だ。それにあなたは聞き覚えがある。
特段水晶が大きく結晶している場所に人が立っていた。
細身のシルエット。適当に流した黒髪。何故こんなところに、はあなたも同じかもしれない。
知り合いか、はたまたテレビの向こうの存在か。
ともかく彼はロックバンドFOCUSの青木流星だ。
金平糖に似た星の欠片を手に、あなたに声を掛けてくる。
「ここがどこかは分からねえ」
「ただ……お前と話せって言われた気がする」
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